課題:
絵本ホテルは、イタリアを中心に世界中から選りすぐられた美しい絵本を楽しめるホテルです。仕掛け絵本、お風呂で遊べる絵本をはじめ、ジェンダー、環境問題の様な社会的テーマを扱う絵本など、いままで日本でほとんど紹介されてこなかった珍しい絵本に出会えます。子どもだけでなく大人にも、新しい気づきが訪れる場であってほしいと願っています。
お子様連れのゲストが多くなることを想定し、車でいらっしゃる場合に事前にお約束したチェックイン時間に間に合わなくなる可能性も考えて、開業前から時間に柔軟性を持たせられるセルフ・チェックインシステムを検討していました。
1室のみの運営のため、チェックイン/アウト業務に専属スタッフを配置することが難しい状況でもありました。現地スタッフが清掃業務や細かな対応事項に集中できるように、顧客対応業務はできる限りバックオフィスに集約して遠隔管理したほうが効率的です。ドアにスマートロックを取り付けることも検討しましたが、ドアの取り替え工事も視野に入れざるを得ない状況だったことから、発注から設置・導入が短期でスムーズに行えるKeycafeを選択しました。
Keycafe導入:
Keycafeは鍵へのアクセスコードをアプリから作成・編集できるため、現地へ出向けないスタッフでも運用可能な点が魅力でした。セルフ・チェックインシステムとして、お客様にとって安心感のあるサービスを導入したいと思い、Keycafeを採用しています。
絵本ホテルでは、KeycafeのAibnb機能を活用しています。Airbnb経由で予約が入ると、Keycafeが自動的に鍵へのアクセス鍵を作成し、ゲストにアクセスコードを通知します。ゲストはホテルに到着し次第、Keycafe SmartBoxのタッチパネルにアクセスコードを入力して、鍵を受け取ることができます。
Airbnb予約がキャンセルされたり、変更された場合にも、鍵へのアクセス権はKeycafeによって自動編集されます。「ゲストにアクセスコードを送信したかどうかを心配する必要がなくなり、安心して業務に集中できるようになりました」と絵本ホテルマネジャーの泥谷さんは仰っています。
成果:
「正直、オープン前はゲストがスムーズにチェックインできるか少し不安でしたが、蓋を開いてみれば、全てがうまく機能することがわかりました。振り返ってみると、コロナウィルスの影響により各種サービスのデジタル化が推進され、セルフ・チェックインプロセスが普及し受け入れられるようになるタイミングで開業したことも大きかったかと思います。今ではKeycafe は当社の運営の中核となっています。」
オープン前には、セルフ・チェックインを導入している他社宿泊施設を研究し、自社のゲストのチェックインプロセスを何度もテスト確認しました。経営メンバーが必ずしもITに強くなかったため、SmartBoxの設置・設定に不安を感じていたことも事実です。
結果的に、Keycafeは直感的に操作でき、また必要な機能が全て揃っていることがわかり、導入して正解だった、と感じています。