
課題:
カシワバラトレーニングセンターは、住宅から商業施設まで幅広い建築・インフラ補修サービスを展開するカシワバラ・コーポレーションの社内研修施設です。 敷地内には事務所棟、宿泊棟、工場棟があり、宿泊棟は20名以上が滞在可能。研修プログラムの進化に合わせ、建物自体も常に変化するように設計されています。 特徴的なのは、プレハブ宿舎を囲む格子状の鉄骨。時間の経過とともに錆や塗装の剥がれが発生し、その修繕作業そのものが社員の研修の一環となっています。また、工場棟にはプラント設備やマンションの実物大モックアップが設置されており、見て学ぶだけでなく、実際の補修作業を通して技術や知識を身につけることができます。
トレニーングセンターには常駐スタッフがいないため、ドアの施錠・解錠は利用者の自己管理に委ねられます。Keycafe導入前は、各部屋にQRコード式のアクセスシステムが設定されていましたが、技術的なトラブルが頻発していました。QRコードが正しく読み取れずドアが開かない、電子ロックが作動しないなどの問題が起き、利用者が正しく施錠せずに退出してしまうケースも多発。これにより、施設のセキュリティリスクが大きくなっていました。より信頼性が高く、使いやすい新しいソリューションが必要とされていました。
問題点
- 信頼性の低い入室管理システム: QRコード式システムの不具合により、ドアの施錠・解錠が安定して行えない。
- 利用者のストレス: 無人施設のため、アクセスの問題が発生すると即座に解決できず、利用者に大きな負担がかかる。
- 管理負担の増加: 遠隔管理者による対応が増え、運営効率が低下。
- セキュリティリスク: システムエラーによる施錠不備で、施設が無防備になる危険性。




Keycafe導入:
管理チームは、無人で鍵の受け渡しができることと、遠隔で施設管理できることを条件に、施錠・開錠手段の改善に向けて、情報収集を行いました。当初はスマートロックの導入も検討しましたが、すべてのドアを交換する必要があり、コストとスケジュール面で現実的ではありませんでした。
最終的に、シンプルで迅速に導入できる点が評価され、Keycafe が最適なソリューションとして選ばれました。注文から設置、運用開始まで短期間で完了し、施設のニーズに合った効率的かつ実用的な選択となりました。
カシワバラト・コーポレーションのKeycafe活用方法
- 利用者ごとに発行されるアクセスコード: 利用者は事前に送信されるアクセスコードを使用して鍵を受け取ります。営業時間外でも鍵の受け渡しができ、効率的な運営が可能に。
- リアルタイムの履歴確認: 利用者から問い合わせがあった際には、遠隔から、リアルタイムで履歴を確認。場合によっては、アプリからも履歴を確認できる点も安心できます。
- SmartBoxの遠隔操作: S無人施設の運営管理には、遠隔からSmartBoxの操作ができることもメリットです。

導入の成果:
施設内の扉の施錠・開錠ができない、という問題が無くなったことが、Keycafe導入の最大の効果でした。利用者から問い合わせが入った場合にも、管理画面から履歴・使用状況を確認しやすく、サポート体制もあるため安心して利用できます。
「導入して正解だったと感じています。利用者は直感的に操作でき、管理者はリアルタイム通知やログ確認など遠隔、時にはアプリで運営管理出来る点が合理的だと感じています。」と管理チームの小田原 凛様はコメントされています。
結果
- 無施錠問題の解消: SmartBoxから物理鍵を受け取って確実に解錠・施錠できるため、従来の開閉トラブルが解消。
- 業務効率の向上: 利用者・管理者ともに無駄なトラブル対応やストレスから解放され、業務効率が向上。
- セキュリティ強化: 誰がいつどの鍵を使用したかを正確に把握して、施設の安全性強化を実現。


