課題:
コザの商店街角に位置するホテルグランアリーナは、観光客にもローカルにも人気のホテルです。付近にはバーやダイナーが立ち並び、飲み歩きの拠点としても利用されています。スポーツイベント・コンサートが開催される多目的スタジアムも徒歩圏内。観光客にとっては、空港へのアクセスのしやすさも嬉しい点です。 2019年12月にリニューアル・オープンし、バス・トイレ別の清潔で広々としたお部屋を提供するビジネスホテルとして好評を得ています。
リニューアル・オープンにあたっては、人件費のコントロールが最大の課題でした。規模的な面から、フロントに24時間体制で人員を配置することが経営に大きな負担をかけることは明らかで、セルフ・チェックインシステムの導入は必須だと考えていました。通常であればフロントスタッフが担当する受付案内・ルームキーの手配を、セルフチェックインシステムに置き換えることで、お客様ご自身でチェックイン手続きからルームキーの受け取りまで完結できるようになり、人件費を最小限に抑えられます。
Keycafe導入:
最終的には、セルフ・チェックインシステムとしてAirhostを導入することになりました。Keycafeは、Airhostとの相性が良いことから導入を決定しています。Airhostのタブレットでチェックイン後に、タブレット上にKeycafeのアクセスコードが表示されます。お客様がKeycafe SmartBoxのタッチパネルにアクセスコードを入力すると、お部屋の鍵が入った鍵キャビネットの蓋が開き、鍵を受け取ることができます。
日中はスタッフが在中し、必要に応じてチェックインプロセスのサポートに入ります。夜間は担当スタッフがKeycafeアプリを利用して遠隔操作で対応できる体制を敷いています。Keycafeアプリからは、ピンポイントで必要な鍵が入った鍵キャビネットの蓋を開いたり、アクセス権の追加・編集ができるため、大変助かっています。
リニューアル・オープンのわずか1ヶ月後に、国内で初の新型コロナウイルスの感染者が報告されました。新型コロナウイルスの流行は、社会常識・旅行体験を根本的に変えた、と感じています。セルフ・チェックインへの抵抗も無くなり、お客様にとっても、スタッフにとっても、安全・安心なプロセスとして受け入れられました。
成果:
今では、セルフ・チェックインの利便性、セキュリティ・プライバシーの高さがお客様にも高く評価されています。
経営面では、Keycafeの導入によって鍵へのアクセスをリアルタイムで遠隔管理できるようになり、スタッフへの負担とコストの削減に成功しました。日中のチェックイン・アウトの業務負担が軽減され、夜間の人件費は大幅に抑えられています。いつでも、どこからでも、Keycafeアプリで簡単に鍵・アクセス権の管理操作ができる点が、導入の最大のメリットでした。